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2011-04-18
上田早夕里『華竜の宮』感想。我がこととしての逃れようのない痛みと生の讃歌の様々
文学 | |
- 09:46 『華竜の宮』作者の上田早夕里さん著者インタビュー / 著者インタビュー:上田早夕里先生 http://htn.to/7D4dat
- 09:55 メモ。枚数の問題、プロの小説家としての条件がある。難しいね / Togetter - 「SF作家上田早夕里 @Ued_S と SF文芸評論家 @naoya_fujita の対話」 http://htn.to/2vr26F
- 11:00 @tamanoirorg 私自身は『華竜の宮』を楽しく、胸を痛めながら読みました。で、むしろ、全体としてはもっと短く切り詰められるのではないか(ただ、そうはできない理由があるんだと思う)、同じ枚数にするならたっぷり描きたい場面があるのならそちらに紙幅をまわせるのではと思いました。 [in reply to tamanoirorg]
- 11:27 油布に包まれた遺体が次々と投げ込まれた。 淡々と続く作業の中で、泣く者は誰もいなかった。涙などすでに涸れ果てていた。すべてが終わったいま、残された人間が考えるべきことは、これからの生活だった。 http://bit.ly/f4WlJT #inbook
- 11:36 すべての努力が無駄に終わるかもしれない。けれども、だからといって、それがなんだと言うんだ?」 すすけた色の惑星を見つめながら、僕はアーシャに言った。 「彼らは全力で生きた。それで充分じゃないか」 http://bit.ly/f4WlJT #inbook
我がこととしての逃れようのない痛みと生の讃歌の様々がこの小説には書いてある。
- 12:01 上田早夕里『華竜の宮』から引用。特に、http://bit.ly/hq7D9H 前後の、大勢の仲間や家族を救う手だてなく何も出来ず見送り、遺体を火に投げ込んで遺体が燃えていく場面は強烈にリアルで、痛みと重みがある。
- 12:06 承前。もし「他人事」といった批評がこの『華竜の宮』になされたのであれば(cf. http://j.mp/g8OgRt )その批評は全く妥当性に欠く。著者 @Ued_S さんの背景を知らずとも、我がこととしての逃れようのない痛みと生の讃歌の様々がこの小説には書いてあるのだ。
- 12:11 この小説に対して「他人事」という批評があったのならそれには全く同意できない / Togetter - 「上田早夕里(@Ued_S)さんの『SFが読みたい!』感想と意見」 http://htn.to/oPfb6Y
- 12:19 @snowystreet 承前。『華竜の宮』は非常に丁寧に書かれた痛みと抗議の書であるように読めた。さらに「アシスタント知性体」という登場人物とペアになって行動する存在を設定し、それに語らせる場面によって、一人称に近い視点、主観的ではない三人称的な説明が必要なところもクリアする。 [in reply to snowystreet]
- 12:36 @snowystreet 承前。『華竜の宮』に対してあえて私の好みから書けば、非常に丁寧に書かれている分、やや角度を変えたりはしても同じ意味の文章が重複している箇所が多いのが気になった。その重複は作者にとって必要であり、読者の誤読や誤解を減らしたい意図もあるのかもしれないが。 [in reply to snowystreet]
大震災後の今、読んで……
- 12:44 大震災の後の今、上田早夕里『華竜の宮』はスリリングで(地殻の大変動設定は現在と重なるようで意外にあまり重ならないーと思いたいーが、心理面は極限下だと近いと思う)、どうしようもなくてもなぜ生きるんだろう、生き残るとはどういうことなんだろう、と問いかける。ラストはビターだがほの明るい
- 13:14 @tamanoirorg ありがとうございます。意図と怒りが昇華され、熱と力が猛烈にこめられた、推進力のある力作でした。 [in reply to tamanoirorg]